1. 期末試験そのものの結果

期末試験

受験者数は62人でした。期末試験(1問18点,計72点満点)の最高点は57点,最低点は0点,平均点は23.6点,中央値(メディアン)は20.5点でした。なお,平均点では小数点第二位が四捨五入されています(以下同じ)。また,平均点と中央値とでは非受験者は除外されています(以下同じ)。

期末試験の点数表
最大 最小 平均 中央
試験合計(72点満点) 57 0 23.6 20.5
[1](社会的労働の相互性)(18点満点) 18 0 5.8 4
[2](商品生産における労働と生産関係)(18点満点) 16 0 3.0 1
[3](賃金労働者間での競争と競い合い)(18点満点) 18 0 7.3 7.5
[4](科学の応用の下での熟練労働と複雑労働)(18点満点) 18 0 7.5 6.5
ヒストグラム

以上,期末試験のみの結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです。

最頻値(モード)である8点を頂点とする右寄りの山。49点以上をとった4人は他の集団から隔絶しているように見える。

2. 平常点

授業内小レポート

ビデオを観ての授業内小レポート(8点満点)は4回行なわれました(合計32点満点)。採点ポイントは以下の通り。

  • ビデオをきちんと見ていたか。(漠然とした抽象的な一般論しか書かれていないレポートは駄目)
  • 論評が論理的であったかどうか。(論評は感想・疑問でもOK。なお,論評が無くビデオの粗筋しか書かれていないレポートは減点)

詳しくは以下のページをご覧下さい。

その他,個々の回については,採点において以下のポイントを重視しました。

06月07日(電卓)
  • 電卓業界と半導体業界との両方を取り挙げているか
06月28日(鉄鋼)
  • 厚板工場の部分と生産管理の部分との両方を取り挙げているか
07月05日(アグリビジネス)
  • 到達点と課題(問題点)との両方を取り挙げているか
07月12日(大企業病と新興企業)
  • 新興メーカーの強みと限界との両方を取り挙げているか

各小レポートの平均点(レポート未提出者および定期試験未受験者は除く)は以下の通り(小数点第二位四捨五入)。レポート提出者数(人)は実際の提出者の中から定期試験未受験者を除いたもの(平均計算の際の分母)。ただし[]の中に参考値として実際の提出者の人数を出した。

小レポートの平均点
レポート提出者数(人) 平均点(点)
06月07日(電卓)(8点満点) 50[53] 4.5
06月28日(鉄鋼)(8点満点) 51[54] 4.1
07月05日(アグリビジネス)(8点満点) 52[56] 5.2
07月12日(大企業病と新興企業)(8点満点) 54[57] 4.6

なお,レポートを提出していても期末試験を受験しなかった者については,「レポート提出者」としてカウントしていません。

リアクションペーパー

授業内レポートを課していない回には,随時,リアクションペーパーを受け付けていました。リアクションペーパー提出には最大3点のボーナス点を加点しました。

3点満点のリアクションペーパーの平均点等を掲載するのは無意味なので,その提出者数だけグラフで掲示しておきます。

04月12日は16人,04月19日は35人,04月26日は28人,05月10日は36人,05月17日は31人,05月24日は25人,05月31日は27人,06月14日は24人,06月21日は30人。

3. 成績評価の結果(総計)

成績評価は,(1)上記試験点数(72点満点)に,(2)ビデオを観ての授業内小レポート点数(各8点満点,合計32点満点)を加算したもの(合計104点満点)に基づき(試験点数の割合が約69.2%,小レポート点数の割合が約30.8%),これに(3)リアクションペーパーの点をボーナス点として加算して,行なわれました。

底上げ措置(平均点の調整)

満点に占める平均点の割合は,定期試験では32.8%(23.6/72)であるのに対して,授業内小レポート(ビデオ感想文)では48.1%(15.4/32)でした。明らかに,定期試験の平均点が低すぎます。そこで,定期試験については,受験者全員一律に,得点を1.4倍して,満点に占める平均点の割合を授業内小レポートと近付けることにしました。

従って,実際には,成績評価は,(1)上記試験点数1.4倍調整済み(100.8点満点)に,(2)ビデオを観ての授業内小レポート点数(32点満点)を加算したもの(合計132.8点満点)に基づき,これに(3)リアクションペーパーの点をボーナス点として加算して,行なわれました。

試験点数+平常点

以上の合計点は以下の通りです。

試験点数+平常点の総計
最大 最小 平均 中央
総計(132.8点満点プラスアルファ) 109 0 53.9 50.5
例外的措置

例外的な措置として,[試験点数+平常点]が

  1. 90点以上である場合にはS
  2. 80点以上90点未満である場合にはA
  3. 45点以上80点未満である場合にはB
  4. 30点以上45点未満である場合にはC

に切り上げました。

ヒストグラム

以上,試験点数+平常点の結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです(小数点以下は切り捨てています)。

全体的に散らばっている。ただし,S(90点以上)をとった6名は,他の集団から隔絶しているように見える。

最終結果
成績分布
点数 人数 割合
S 6 7.6%
A 6 7.6%
B 22 27.8%
C 19 24.1%
D 9 11.4%
× 17 21.5%
成績分布の円グラフ