1. 期末試験そのものの結果

期末試験

受験者数は73人でした。期末試験(1問18点,計72点満点)の最高点は46点,最低点は0点,平均点は20.4点,中央値(メディアン)は20点でした。なお,平均点では小数点第二位が四捨五入されています(以下同じ)。また,平均点と中央値とでは非受験者は除外されています(以下同じ)。

期末試験の点数表
最大 最小 平均 中央
試験合計(72点満点) 46 0 20.4 20
[1](生産力と現代的産業)(18点満点) 17 0 6.4 6
[2](市場社会成立要因)(18点満点) 9 0 3.3 3
[3](賃金労働者と自由)(18点満点) 18 0 5.6 5
[4](計画)(18点満点) 18 0 5.1 4
ヒストグラム

以上,期末試験のみの結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです。

最頻値(モード)である11点と23点とを頂点とする2つの山。38点以上をとった6人は他の集団から隔絶しているように見える。

2. 平常点

授業内小レポート

ビデオを観ての授業内小レポート(8点満点)は4回行なわれました(合計32点満点)。採点ポイントは以下の通り。

  • ビデオをきちんと見ていたか。(漠然とした抽象的な一般論しか書かれていないレポートは駄目)
  • 論評が論理的であったかどうか。(論評は感想・疑問でもOK。なお,論評が無くビデオの粗筋しか書かれていないレポートは減点)

詳しくは以下のページをご覧下さい。

その他,個々の回については,採点において以下のポイントを重視しました。

06月09日(電卓)
  • 電卓業界と半導体業界との両方を取り挙げているか
06月23日(鉄鋼)
  • 厚板工場の部分と生産管理の部分との両方を取り挙げているか
06月30日(アグリビジネス)
  • 到達点と課題(問題点)との両方を取り挙げているか
07月14日(大企業病と新興企業)
  • 新興メーカーの強みと限界との両方を取り挙げているか

各小レポートの平均点(レポート未提出者および定期試験未受験者は除く)は以下の通り(小数点第二位四捨五入)。レポート提出者数(人)は実際の提出者の中から定期試験未受験者を除いたもの(平均計算の際の分母)。ただし[]の中に参考値として実際の提出者の人数を出した。

小レポートの平均点
レポート提出者数(人) 平均点(点)
06月17日(電卓)(8点満点) 64[70] 4.5
07月01日(鉄鋼)(8点満点) 64[67] 4.6
07月08日(アグリビジネス)(8点満点) 67[69] 5.3
07月15日(大企業病と新興企業)(8点満点) 70[74] 5.4

なお,レポートを提出していても期末試験を受験しなかった者については,「レポート提出者」としてカウントしていません。

リアクションペーパー

授業内レポートを課していない回には,随時,リアクションペーパーを受け付けていました。リアクションペーパー提出には最大3点のボーナス点を加点しました。

3点満点のリアクションペーパーの平均点等を掲載するのは無意味なので,その提出者数だけグラフで掲示しておきます。

04月14日は22人,04月21日は31人,04月28日は37人,05月05日は39人,05月12日は39人,05月19日は36人,05月26日は39人,06月02日は40人,06月16日は39人,07月08日は33人。

3. 成績評価の結果(総計)

成績評価は,(1)上記試験点数(72点満点)に,(2)ビデオを観ての授業内小レポート点数(各8点満点,合計32点満点)を加算したもの(合計104点満点)に基づき(試験点数の割合が約69.2%,小レポート点数の割合が約30.8%),これに(3)リアクションペーパーの点をボーナス点として加算して,行なわれました。

剽窃事案

07月08日(アグリビジネス)の回にNHKの「農業革命:スマートアグリ」Web魚拓)からのほぼ丸写しをした感想文がありました。本来ならば単位を出すべきではない事案なのですが,冒頭のほぼ丸写しの部分以外は,自分の感想文が書かれていたので,マイナス10点という点数を付けるに留めました。

底上げ措置(平均点の調整)

満点に占める平均点の割合は,定期試験では28.35%(20.41/72)であるのに対して,授業内小レポート(ビデオ感想文)では56.25%%(18.04/32)でした。明らかに,定期試験の平均点が低すぎます。そこで,定期試験については,受験者全員一律に,得点を2倍して,満点に占める平均点の割合を授業内小レポートと近付けることにしました。

従って,実際には,成績評価は,(1)上記試験点数2倍調整済み(144点満点)に,(2)ビデオを観ての授業内小レポート点数(32点満点)を加算したもの(合計176点満点)に基づき,これに(3)リアクションペーパーの点をボーナス点として加算して,行なわれました。

試験点数+平常点

以上の合計点は以下の通りです。

試験点数+平常点の総計
最大 最小 平均 中央
総計(176点満点プラスアルファ) 126 12 65.5 67
例外的措置

例外的な措置として,[試験点数+平常点]が

  1. 100点以上である場合にはS
  2. 80点以上100点未満である場合にはA
  3. 60点以上80点未満である場合にはB
  4. 40点以上60点未満である場合にはC

に切り上げました。

ヒストグラム

以上,試験点数+平常点の結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです(小数点以下は切り捨てています)。

全体的に散らばっている。ただし,S(100点以上)をとった5名は,他の集団から隔絶しているように見える。その中でも,120点以上をとった3人は更に隔絶しているように見える。

最終結果
成績分布
点数 人数 割合
S 5 5%
A 15 14%
B 20 19%
C 23 22%
D 10 9%
× 33 31%
成績分布の円グラフ