このページは,立教大学 経済学部 政治経済学2の2014年度の成績評価の総評のページです。
各個人の点数,順位,偏差値については,Blackboardの成績センターをご覧ください。
受験者数は74人でした(この他に1名の追試受験者がいました)。期末試験(72点満点)の最高点は68点,最低点は8点,平均点は32.4点,中央値(メディアン)は31.5点でした。なお,平均点では小数点第二位が四捨五入されています(以下同じ)。また,平均点と中央値とでは期末試験非受験者は除外されています(以下同じ)。
最高 | 最低 | 平均 | 中央 | |
---|---|---|---|---|
試験合計(72点満点) | 68 | 8 | 32.4 | 31.5 |
[1] 私的所有と商品交換(18点満点) | 18 | 1 | 8.7 | 8 |
[2] グローバル化と一国経済政策(18点満点) | 18 | 0 | 9.0 | 8.5 |
[3] 銀行制度と利潤率の均等化(18点満点) | 18 | 0 | 8.7 | 8 |
[4] 所有と機能との分離と貸付資本・株式会社(18点満点) | 18 | 0 | 6.0 | 5 |
以上,期末試験のみの結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです。
ビデオを観ての授業内小レポート(8点満点)は4回行なわれました(合計32点満点)。採点ポイントは以下の通り。
詳しくは以下のページをご覧下さい。
なお,今回の授業内小レポートについては,12月09日の回と01月13日の回とに,Web上の情報資源を転載したものが見付かりました。このような剽窃行為については,既にWeb上では,11月19日には,単位を出さない旨を,公表していましたし,また講義内でも禁止する旨を強調していました。しかし,初回のガイダンスで周知徹底していなかったということを鑑み,また講義内では禁止を強調してはいたが,単位を出さない旨は強調していなかったということを鑑み,今年度は,このようなレポートには,マイナスの点数,−5点を付けました。(課題図書の感想文においては,課題の中で剽窃禁止を強調しているから,やや事情が異なると判断しました)。
どの情報資源を転載したのかについては,その情報資源のURLとその情報資源をアーカイブしたウェブ魚拓のURLとを,Blackboardの成績管理の当該レポートの点数についてのコメントの中で明示しておきました。また,ウェブ魚拓のアーカイブが何らかの事故で失われてしまうことに備えて,私が使用しているPCのローカルディスク上にも当該情報資源のコピーを保存しています。
今年度のこの講義では,感想文を書く際に,学生がWeb上での情報資源を参照することは禁止していませんでした。しかし,代理提出はもちろんのこと,他の学生のレポートやWeb上での情報資源を写すことは禁止していました。来年度は単位を出さないことにします。
ともあれ,Web上の情報資源を転載した学生は単位を落とさなかったものの,結果的に,成績評価はワンランク下になってしまいました。これに対して,たとえ白紙で提出しても,0点未満の点数は付きません。
各小レポートの平均点(レポート未提出者および定期試験未受験者は除く)は以下の通り(小数点第二位四捨五入)。レポート提出者数(人)は実際の提出者の中から定期試験未受験者を除いたもの(平均計算の際の分母)。ただし[]の中に参考値として実際の提出者の人数を出した。
レポート提出者数(人)[実際の提出者数(人)] | 平均点(点) | |
---|---|---|
租税回避(11月25日) | 62[66] | 5.1 |
サブプライム危機(12月09日) | 60[66] | 4.5 |
トップ光学機器メーカーの不正会計(01月13日) | 68[73] | 4.6 |
鉄道事故に見る会社の責任(01月20日) | 63[68] | 5.2 |
ボーナス点として,冬季休暇を想定して,レポート(15点満点)を課しました。採点ポイントは以下の通り(重要なもの順)。
冬季休暇時のレポートの提出者数は12人(すべて定期試験受験者),最高点は14点,最低点は5点,平均点は10.2点でした。
授業内レポートを課していない回には,随時,リアクションペーパーを受け付けていました。リアクションペーパー提出には最大3点のボーナス点を加点しました。
リアクションペーパーについては,厳格な採点基準はありませんが,参考として以下のページをご覧下さい。
3点満点のリアクションペーパーの平均点等を掲載するのは無意味なので,その提出者数だけグラフで掲示しておきます(提出者数の中には定期試験不受験者も含まれています)。
成績評価は,(1)上記試験点数(72点満点)に,(2)ビデオを観ての授業内小レポート点数(各8点満点,合計32点満点)を加算したもの(合計104点満点)に基づいて行なわれました(試験点数の割合が約69.2%,小レポート点数の割合が約30.8%)。この104点満点に,ボーナス点として,(3)冬季休暇時のレポート点数と(4)リアクションペーパー点数とを加算しました。
以上の合計点は以下の通りです。
最大 | 最小 | 平均 | 中央 | |
---|---|---|---|---|
総計(104点満点プラスアルファ) | 120.5 | 14 | 59.6 | 62 |
底上げ措置は行いませんでした。
例外的な救済措置として,上記[試験点数+平常点]の総計が
に切り上げしました。
以上,試験点数+平常点の結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです(なお,小数点以下は切り捨てています)。
点数 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
S | 6 | 6.4% |
A | 17 | 18.1% |
B | 20 | 21.3% |
C | 19 | 20.2% |
D | 12 | 12.8% |
X(試験不受験者) | 20 | 21.3% |
定期試験については,[4]についてだけ,平均点がやや低くなっています。これは,[1]から順に試験解答を解いていくと,時間切れ等により[4]を白紙で出す者が多くなるということが一因でしょう。