1. 期末試験そのものの結果

期末試験

受験者数は43人でした。期末試験(1問18点,計72点満点)の平均点は31.0点,最高点は60点,最低点は5点,中央値(メディアン)は31点でした。なお,平均点では小数点第二位が四捨五入されています(以下同じ)。また,平均点と中央値とでは非受験者は除外されています(以下同じ)。

期末試験の点数表
最大 最小 平均 中央
試験合計(72点満点) 60.0 5.0 31.0 31.0
[1](労働一般)(18点満点) 17.0 0.0 9.1 10.0
[2](市場社会)(18点満点) 17.0 0.0 7.3 7.0
[3](新生産方法の普及)(18点満点) 14.0 0.0 7.7 8.0
[4](教育と技術革新)(18点満点) 18.0 0.0 7.0 6.0
ヒストグラム

以上,期末試験のみの結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです。

最頻値(モード)である26点を頂点として,全体的に,左に重心があるような山。

2. 平常点

授業内小レポート

ビデオを観ての授業内小レポート(8点満点)は4回行なわれました(合計32点満点)。採点ポイントは以下の通り。

  • ビデオをきちんと見ていたか。(漠然とした抽象的な一般論しか書かれていないレポートは駄目)
  • 論評が論理的であったかどうか。(論評は感想・疑問でもOK。なお,論評が無くビデオの粗筋しか書かれていないレポートは減点)

詳しくは以下のページをご覧下さい。

その他,個々の回については,採点において以下のポイントを重視しました。

06月18日(電卓)
  • 電卓業界と半導体業界との両方を取り挙げているか
07月02日(鉄鋼)
  • 厚板工場の部分と生産管理の部分との両方を取り挙げているか
07月09日(アグリビジネス)
  • 到達点と課題(問題点)との両方を取り挙げているか
07月16日(自動車)
  • アメリカでの問題と日本での問題との両方を取り挙げているか

各小レポートの平均点(レポート未提出者および定期試験未受験者は除く)は以下の通り(小数点第二位四捨五入)。レポート提出者数(人)は実際の提出者の中から定期試験未受験者を除いたもの(平均計算の際の分母)。ただし[]の中に参考値として実際の提出者の人数を出した。

小レポートの平均点
レポート提出者数(人) 平均点(点)
06月18日(電卓)(8点満点) 39[38] 4.6
07月02日(鉄鋼)(8点満点) 36[36] 4.4
07月09日(アグリビジネス)(8点満点) 40[40] 5.4
07月16日(自動車)(8点満点) 40[40] 5.0

なお,レポートを提出していても期末試験を受験しなかった者については,「レポート提出者」としてカウントしていません。

リアクションペーパー

授業内レポートを課していない回には,随時,リアクションペーパーを受け付けていました。リアクションペーパー提出には最大3点のボーナス点を加点しました。

3点満点のリアクションペーパーの平均点等を掲載するのは無意味なので,その提出者数だけグラフで掲示しておきます。

04月16日は10人,04月23日は21人,04月30日は26人,05月07日は22人,05月14日は25人,05月21日は22人,05月28日は15人,06月04日は26人,06月11日は25人,06月25日は25人。

3. 成績評価の結果(総計)

成績評価は,(1)上記試験点数(72点満点)に,(2)ビデオを観ての授業内小レポート点数(各8点満点,合計32点満点)を加算したもの(合計104点満点)に基づき(試験点数の割合が約69.2%,小レポート点数の割合が約30.8%),これに(3)リアクションペーパーの点をボーナス点として加算して,行なわれました。

試験点数+平常点

以上の合計点は以下の通りです。

試験点数+平常点の総計
最大 最小 平均 中央
総計(104点満点プラスアルファ) 100.5 20.0 55.8 52.5
底上げ措置

底上げ措置は行いませんでした。

例外的措置

例外的な救済措置として,[試験点数+平常点]が

  1. 80点以上である場合にはS
  2. 70点以上80点未満である場合にはA
  3. 50点以上70点未満である場合にはB
  4. 35点以上50点未満である場合にはC

に切り上げました。

ヒストグラム

以上,試験点数+平常点の結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです。

最頻値(モード)である52点を頂点として,やや重点が左にある山。また,S(80点以上)をとった3名は,他の集団から隔絶しているように見える。

最終結果
成績分布
点数 人数 割合
S 3 5.6%
A 6 11.1%
B 18 33.3%
C 13 24.1%
D 3 5.6%
× 11 20.4%
成績分布の円グラフ

4. 総評

2012年度の政治経済学1に比べて,リアクションペーパーの提出数が飛躍的に増加し,現状ではボーナス点とは言いづらい状態になっています。それを大きな要因として,総計の平均点が2012年度の43.0点から2013年度の55.8点に10点以上もアップしました。それにもかかわらず,合格最低点は2012年度の30点から2013年度の35点に5点しかアップさせませんでした。その結果として,2012年度に比べてやや難易度が下がってしまった感があります。2012年度くらいの難易度が適切だと思います。従って,合格最低点を40点にするべきだったと思います。