1. 期末試験そのものの結果

期末試験

受験者数は13人でした。期末試験(72点満点)の最高点は47点,最低点は20点,平均点は33.8点,中央値(メディアン)は34点でした。なお,平均点では小数点第二位が四捨五入されています(以下同じ)。また,平均点と中央値とでは期末試験非受験者は除外されています(以下同じ)。

期末試験の点数表
最高 最低 平均 中央
試験合計(72点満点) 47 20 33.8 34
[1] 所有と私的所有(18点満点) 18 7 14.7 17
[2] 貸付(18点満点) 18 2 9.8 9
[3] 株式会社の本質(18点満点) 12 0 3.4 2
[4] 株式会社についての諸理論(18点満点) 13 0 5.9 6
ヒストグラム

以上,期末試験のみの結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです。

2017年度は履修者数が少なかったから,有意な傾向は見られない。敢えて言うと,上位1名,下位2名以外の10名が29点から43点までの間に固まっている。

2. 平常点

授業内小レポート

ビデオを観ての授業内小レポート(8点満点)は6回行なわれました(合計48点満点)。採点ポイントは以下の通り。

  • ビデオをきちんと見ていたか。(漠然とした抽象的な一般論しか書かれていないレポートは駄目)
  • 論評が論理的であったかどうか。(論評は感想・疑問でもOK。なお,論評が無くビデオの粗筋しか書かれていないレポートは減点)

詳しくは以下のページをご覧下さい。

各小レポートの平均点(レポート未提出者および定期試験未受験者は除く)は以下の通り(小数点第二位四捨五入)。レポート提出者数(人)は実際の提出者の中から定期試験未受験者を除いたもの(平均計算の際の分母)。ただし[]の中に参考値として実際の提出者の人数を出した。

小レポートの平均点
レポート提出者数(人)[実際の提出者数(人)] 平均点(点)
シリコンバレーのグローバル企業とコミュニティ(10月31日) 13[13] 5.5
租税回避(11月14日) 10[11] 5.4
サブプライム危機(11月28日) 9[10] 4.2
グローバル自動車メーカーの排気ガス不正(12月12日) 11[11] 5.2
トップ光学機器メーカーの不正会計(12月19日) 5[5] 3.8
グローバル企業のCSR(01月16日) 12[12] 5.4

ボーナス点として,冬季休暇を想定して,レポート(15点満点)を課しました。採点ポイントは以下の通り(重要なもの順)。

  • パクリ(剽窃)がないかどうか。特に──
    • 出典の明示無しでのWeb等からのコピペ
    • 他の学生からのコピペ
  • こちらが提示した三つの論点をすべて取り挙げ,しかもそのそれぞれの論点を明確に区別できるように分けて書いているか。
  • 自分の意見を明確にしているか,また論理的に筋道が通っているか。
  • 著者の意見を正確に捉えているか。

冬季休暇時のレポートの提出者数は3人(すべて定期試験受験者),最高点は10点,最低点は2点,平均点は6.3点でした。

リアクションペーパー

授業内レポートを課していない回には,随時,リアクションペーパーを受け付けていました。リアクションペーパー提出には最大3点のボーナス点を加点しました。

リアクションペーパーについては,厳格な採点基準はありませんが,参考として以下のページをご覧下さい。

3点満点のリアクションペーパーの平均点等を掲載するのは無意味なので,その提出者数だけグラフで掲示しておきます(提出者数の中には定期試験不受験者も含まれています)。

09月26日は5人,10月03日は12人,10月10日は12人,10月17日は8人,10月24日は8人,11月21日は8人,01月09日は5人。

3. 成績評価の結果(総計)

成績評価は,(1)上記試験点数(72点満点)に,(2)ビデオを観ての授業内小レポート点数(各8点満点,合計48点満点)を加算したもの(合計120点満点)に基づいて行なわれました(試験点数の割合が60%,小レポート点数の割合が40%)。この120点満点に,ボーナス点として,(3)冬季休暇時のレポート点数と(4)リアクションペーパー点数とを加算しました。

試験点数+平常点

以上の合計点は以下の通りです。

試験点数+平常点の総計
最大 最小 平均 中央
総計(120点満点プラスアルファ) 89 37 63.8 64.5
底上げ措置

底上げ措置は行いませんでした。

例外的措置

例外的な救済措置として,上記[試験点数+平常点]の総計が

  1. 75点以上である場合にはS
  2. 65点以上75点未満である場合にはA
  3. 55点以上65点未満である場合にはB
  4. 45点以上55点未満である場合にはC

に切り上げしました。

ヒストグラム

以上,[試験点数+平常点]の結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです(なお,小数点以下は切り捨てています)。

2017年度は履修者数が少なかったから,有意な傾向は見られない。敢えて言うと,上位1名(89点)と下位1名(37点)とが隔絶しており,それ以外は50点から78点までの間に固まっている。

最終結果
成績分布
点数 人数 割合
S 3 15.8%
A 3 15.8%
B 4 21.1%
C 2 10.5%
D 1 5.3%
X(試験不受験者) 6 31.6%
成績分布の円グラフ