1. 期末試験そのものの結果

期末試験

受験者数は37人でした。期末試験(72点満点)の最高点は66点,最低点は6点,平均点は36.7点,中央値(メディアン)は35点でした。なお,平均点では小数点第二位が四捨五入されています(以下同じ)。また,平均点と中央値とでは期末試験非受験者は除外されています(以下同じ)。

期末試験の点数表
最高 最低 平均 中央
試験合計(72点満点) 66 6 36.7 35
[1]所有一般(18点満点) 18 3 10.0 10
[2]銀行制度(18点満点) 17 0 6.8 5
[3]株式会社その1(18点満点) 18 0 10.9 12
[4]株式会社その2(18点満点) 18 0 9.1 9
ヒストグラム

以上,期末試験のみの結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです。

全般的によく散らばっている。あえて言うと,29点から51点までの間に集中しているように見える。

2. 平常点

授業内小レポート

ビデオを観ての授業内小レポート(10点満点)は3回行なわれました(合計30点満点)。採点ポイントは以下の通り。

  • ビデオをきちんと見ていたか。(漠然とした抽象的な一般論しか書かれていないレポートは駄目)
  • 論評が論理的であったかどうか。(論評は感想・疑問でもOK。なお,論評が無くビデオの粗筋しか書かれていないレポートは減点)

各小レポートの平均点(レポート未提出者および定期試験未受験者は除く)は以下の通り(小数点第二位四捨五入)。レポート提出者数(人)は実際の提出者の中から定期試験未受験者を除いたもの(平均計算の際の分母)。ただし[]の中に参考値として実際の提出者の人数を出した。

小レポートの平均点
レポート提出者数(人)[実際の提出者数(人)] 平均点(点)
ポンド危機(10点満点) 30[35] 5.5
サブプライム問題(10点満点) 28[33] 6.9
オリンパス不祥事(10点満点) 33[35] 7.3
冬季休暇時のレポート

ボーナス点として,冬季休暇を想定して,レポート(1020点満点)を課しました。採点ポイントは以下の通り(重要なもの順)。

  • パクリ(剽窃)がないかどうか。特に──
    • 出典の明示無しでのWeb等からのコピペ
    • 他の学生からのコピペ
  • こちらが提示した三つの論点をすべて取り挙げ,しかもそのそれぞれの論点を明確に区別できるように分けて書いているか。
  • 自分の意見を明確にしているか,また論理的に筋道が通っているか。
  • 著者の意見を正確に捉えているか。

冬季休暇時のレポートの提出者数は13人(すべて定期試験受験者),最高点は15点,最低点は5点,平均点は10.3点でした。

リアクションペーパー

随時,受け付けていたリアクションペーパーの提出には一回につき最大3点のボーナス点を加点しました(一回の講義内に二回分のリアクションペーパーを提出した学生がいましたが,その場合には二回分とみなして別々に採点をしました)。

3. 成績評価の結果(総計)

成績評価は,(1)上記試験点数(72点満点)に,(2)ビデオを観ての授業内小レポート点数(各10点満点,合計30点満点)を加算したもの(合計102点満点)に基づいて行なわれました(試験点数の割合が約70.6%,小レポート点数の割合が約29.4%)。この102点満点に,ボーナス点として,(3)冬季休暇時のレポート点数と(4)リアクションペーパー点数とを加算しました。

試験点数+平常点

以上の合計点は以下の通りです。

試験点数+平常点の総計
最大 最小 平均 中央
総計(102点満点プラスアルファ) 105 21 56.7 56
底上げ措置

底上げ措置は行いませんでした。

例外的措置

例外的な救済措置として,上記[試験点数+平常点]の総計が

  1. 85点以上である場合にはS
  2. 70点以上85点未満である場合にはA
  3. 50点以上70点未満である場合にはB
  4. 30点以上50点未満である場合にはC

に切り上げしました。

ヒストグラム

以上,試験点数+平常点の結果のヒストグラム(=度数柱状図)は以下のとおりです。

最頻値(3人)である56点を頂点にして,40点台から70点台までに集中しているように見える。

最終結果
成績分布
点数 人数 割合
S 5 7.8%
A 4 6.3%
B 14 21.9%
C 11 17.2%
D 3 4.7%
×(試験不受験者) 27 42.2%
成績分布の円グラフ