このページは,立教大学 経済学部 政治経済学2の2011年度の講義改善の私的アンケートのページです。
今年度はこの講義については大学が実施する授業評価アンケートがありませんでした。そのような年度には,期末試験を利用して,私がこの講義の弱点として想定している項目を中心に私的アンケートをとるようにしています。これまではその結果を,このWebサイトのホームページに記載したことはありましたが,独立したページにしたことはありませんでした。今年度は,実験的に,私的アンケートについて,独立したページにして公開してみます。
選択肢 | 人数(人) | 比率(%) |
---|---|---|
A. 我慢できる | 31 | 83.8 |
B. 改善した方がいい | 4 | 10.8 |
無回答 | 2 | 5.4 |
選択肢 | 人数(人) | 比率(%) |
---|---|---|
A. 我慢できる | 12 | 32.4 |
B. 改善した方がいい | 23 | 62.2 |
無回答 | 2 | 5.4 |
選択肢 | 人数(人) | 比率(%) |
---|---|---|
A. 易しすぎる | 1 | 2.7 |
B. ちょうどいい | 22 | 59.5 |
C. 難しすぎる | 12 | 32.4 |
無回答 | 2 | 5.4 |
選択肢 | 人数(人) | 比率(%) |
---|---|---|
A. わかりやすかった | 28 | 75.7 |
B. 難しかった | 3 | 8.1 |
C. どちらとも言えない | 4 | 10.8 |
無回答 | 2 | 5.4 |
選択肢 | 人数(人) | 比率(%) |
---|---|---|
A. 明快だった | 19 | 51.4 |
B. 不明瞭だった | 2 | 5.4 |
C. どちらとも言えない | 13 | 35.1 |
無回答 | 3 | 8.1 |
特に個人を特定しうるような回答はなかったと思うので,「その他あなたがこの講義について不満に思ったことがあればなんでもどうぞ」という項目に対する記述回答も公開する。その際に,──
ですます調をだである調に変更した。
そのままではわかりにくい記述には今井の判断でやや変更を加えた。そのような変更部分については,亀甲括弧〔〕でこれを明示した。
内容的に公開に問題ない限り,必ずしも不満が記述されたのではないような回答を含めて,すべての回答を公開するようにした。
補足スライドもプリントとして〔講義内で──今井による補足〕配って欲しい。
補足スライド〔のどの部分が──今井による補足〕試験範囲に入るのか分かりにくい。もし試験範囲に入るのであれば,講義内で配布するべき。早口ではない。
補足スライドが多すぎる。
やはり抽象的すぎる。
用語が抽象的かつ複雑でよく分からなかった。
もっと簡単な言葉で授業内で説明して欲しい。江戸っ子口調は良かった。
少し進むのが早かった。
どこが重要か分からなかった。
毎回遅れてくるのは良くない。
プリントのページは2–3ページ見開きではなく,1–2ページ見開きにして欲しい。〔ややわかりにくい意見だったので,今井がその意を推測してアレンジを加えた。〕
ビデオはとても良かった。頭に入った。
特になし。ありがとう。
政治経済学1よりも〔政治経済学2の方が──今井による補足〕理解しやすかった。
内容が抽象的なのは講義の性格(応用系ではなく基礎系であるということ)からしてどうしてもやむをえないと思うが,できるだけ具体例等を挙げて──ビデオ投影もその一環である──,わかりやすい講義を心掛けたい。
基本的に,講義内に口述した内容が試験範囲になる(試験範囲外の内容はその都度,明示するようにしている)。補足スライドを使っているのは,単に口述するよりはスライドという形で投影する方が,理解しやすいと思うからである。できるだけ理解しやすくしようとすると,補足スライドの数も多くなる。そして,ほぼすべての補足スライドはWebで公開している。こちらとしては,講義の本筋がわかりにくくなると思うので,補足スライドは各人,講義の前でも講義の後でもWebからダウンロードして確認する方がわかりやすいと考えていた(講義のたびに大量の印刷物の中から補足スライドを映すたびにそれに対応する資料を探す煩わしさもある)。ただし,講義のやり方の理念とは別に私の怠慢から,補足スライドの印刷用PDFのWebでの公開が講義よりも遅れ気味であった。このことが学生の不満に拍車を掛けていると思う。
したがって,──
補足スライドの数を減らすのは難しい(口述だけだとかえってわかりにくいと思う)。
今年度とは違って,補足スライドの画面表示用のPDFだけではなく,印刷用のPDFをも,講義の前にWebで公開するように努力したい。そうすれば,必要がある学生は,今年度のように講義の前に画面表示用のPDFをダウンロードしてディスプレイで確認することができるだけではなく,各自プリンタで印刷しておくこともできる。
講義開始時間になってから教員控室を出るようにしているので,多くの場合は,遅刻といっても5分以内だったと思う(ビデオ投影回のように時間が詰まっている場合には,講義開始時間前にスタンバイしていたこともある)。教室間での移動時間などを考えると,かつては,講義開始時間ちょうどから講義を始めるのは適切ではないという暗黙の了解もあったと思う。けれども,今年度の講義を見ると,講義開始時間にはすでにかなり多くの学生がスタンバイしているようである。次年度は私も講義開始時間にはスタンバイしているように心掛けたい。
スライド配付資料はA3版一枚の場合には,見開き2–3ページを内側にして折りたたみ,A4版の小冊子のようにして使っていただきたい。このメリットは,一枚の場合にはよくわからないかもしれないが,一連のスライド配付資料が複数枚になった場合によくわかるのではないかと思う(A4版の小冊子として,ホチキス等で止めなくてもばらけずに済む,等)。したがって,もっと多くの学生から不満が出ない限りは,現行のやり方で行きたいと思う。